悲しみの向こう側には何がありますか。

 

 

気持ちの確認を言葉で欲しがったら

矛盾を突きつけられた。

とくに自分のなかでは気にもならない

気にしたところでお互いさまだと思っていた事柄を、彼は私の大きな矛盾だとなじった。

しようと思えば出来た攻撃を

私はしたくなかった。

傷つくのは嫌だけど、無意識のうちに彼を傷つけている自分がいちばん嫌だった。

こんな小さなことを気にされるくらい、想われていたんだと思った。

彼にとって私はお節介な女でしかないと思っていたから意外だった。

 

じゃあね。

 

と、連絡がきてからも

文章を打ち続けた。

自分の素直な気持ちを涙を垂れ流して嗚咽しながらひたすらに。

返信は昨日まで。

今日は既読すらつかない。

 

今の私の生活を維持できているのは彼の存在があまりにも大きすぎて、私はこれからどうやっていこうかと思っている。

あの、連絡のなかった期間も私はからっぽで、思い出すことは彼のことばかりで気を緩めたらすぐ泣いていた。

今回はもう、本当にだめかもしれない。

そう思うと不安と恐怖と寂しさが一気に押し寄せてくる。

どうせ、次の恋をする。

そんな道があるのかもしれないけれど

私は彼と笑い合いたいのだ。

 

既読のつかないLINE。

 

どうしたらいいのだろう。