他人のこころなんて一生わからないのです。
太宰だってきっと、手首を強く結んだとき軽く後悔したのではないかしら。
自分を馬鹿だと、鼻で笑いながら。
恋愛依存は、他人事なら面白くスキャンダラスで人生をさぞ謳歌してるように見えるのではないか。
でも実際は、そうするしか術がなくて
それにしかしがみ付けず
もがいても共感されないことが多く
対象となる相手が自分の人生のすべてなのだと
錯覚を起こしている自分に気付いてしまっても、止めることが出来ず、対象以上に自分を想うことが出来なくて、自分を粗末にしてしまうのだ。
この一ヵ月。
泣いて泣いて、こころのバランスはおかしくなってでもなにもできない。
毎日自分を憂いては
一緒に過ごした時間や言葉が脳みそエンドレスリピートで本当にやるせなかった。
だから今
もう一度この手を掴んでいいんだよという言葉を素直に受け止められないのは至極まともなことではないのだろうか。
習慣化していた連絡や
求めてくる女がいなくなって
手持ち無沙汰になったから
また連絡してきたんではないのだろうか
差し出した手が、とてもじゃないけれど
私の為だとは思えないのです。
人間なんて
男と女なんて
所詮そんなものなんだろうけれど